図鑑順クソモントリプルその1






ポケモン第六世代レーティングバトルも終わりが近づいています(9月13日に終わりました)。

もう終わるゲームの構築を調べたって大した益もないので、第七世代に向けて意味のあることをしようと思いました。
そうだ、持ってないポケモンの孵化用の親個体を作ろう。 それならサン・ムーンに向けて、意味が多分にあるでしょう。

とは言え、ただただ孵化だけやってたのでは張り合いがありません。
そうだ、レートができる期間も残っていることだし、ついでに孵化の過程で出来たポケモンでレートトリプルをしましょう。

どうだ(何が)。

そんなわけで、今まで使ったことがない、手元に孵化環境がないポケモンだけで構築を組んでレートトリプルに潜ろうって企画です。

※ルールらしきもの
・私がレートで使ったことがないポケモンを図鑑順に採用したPTでレーティングバトルトリプルをします。
・進化系統ごとに進めます(例・バタフリー系→スピアー系→ピジョット系→……)。
・最終形態の図鑑順にその系統は開放されます(例・467でブーバーン系は開放)。
・採用するポケモンは進化前でも可。
・新しく開放された系統のポケモンを必ずPTに含めて、1勝もしくは10戦することで次の系統に進みます。
・新しく開放された系統のポケモン以外の5体は、それまでに開放されてる系統のポケモンから自由に使えます。


では、図鑑順に採用可能なポケモンを手繰っていきます。

フシギバナ:残念ながらシングルとトリプルで使ったことがある。
リザードン:残念ながら全ルールで使ったことがある。
カメックス:残念ながらローテ以外で使ったことがある。

バタフリー:使ったことない。

HP攻撃防御特攻特防素早
バタフリー604550908070


弱そう! もうおしまいだ!
と、決めつけるのは早い。
複眼催眠という強みがあり、追い風、怒りの粉とトリプル的な技は揃っています。
それなりに仕事はしてくれるはず。
そして次。


スピアー:使ったことない

HP攻撃防御特攻特防素早
スピアー659040458075
メガスピアー65150401580145

早くもメガ枠が埋まったことに喜びを感じます。
高速アタッカーとしての活躍が見込めるでしょう。
やったぜ。
はい次。


ピジョット:使ったことない

HP攻撃防御特攻特防素早
ピジョット8380757070101
メガピジョット83808013580121

貴重な炎打点がある追い風要員です。
素ピアーではとても使い物になりそうにないから、こっちを素ピジョットで運用しなければなりません。
それでも479という圧倒的種族値を誇るので何とかなるでしょう。


ラッタ:使ったことない

HP攻撃防御特攻特防素早
ラッタ558160507097

怒りの前歯で相手のHPを半分削るぞ!
サポート技も意外とあるんだ!
はい次。


オニドリル:使ったことない

HP攻撃防御特攻特防素早
オニドリル6590656161100

第三の追い風要員。
パワフルハーブを持てばゴッドバードで高火力を叩きだすぞ!

使いたくない。


アーボック:使ったことない

HP攻撃防御特攻特防素早
アーボック608569657980

やったぜ威嚇枠、ありがとう威嚇枠。
彼こそ我が軍のランドロス。
第六世代トリプルにおける毒打点の有効さを見せてやれ。


選ばれし6体で組んだトリプルの構築がこちら↓

ポケモン技1技2技3技4もちもの
ステータス特性
備考
バタフリーむしのていこういかりのこなねむりごなおいかぜきあいのタスキ
臆病HS252 C4ふくがん
追い風要員。 怒りの粉と眠り粉はバタフリーの強みとして外せない。 そもそも火力には期待できないので、さざめきは捨てて虫の抵抗で、複数相手に嫌がらせとタスキ潰しを狙う。
スビアーどくづきとんぼがえりはたきおとすまもるスピアナイト
陽気AS252 H4スナイパー
こんな弱い構築で命中不安技なんて使ってられるか、ってわけでドリルライナーではなく、はたき落とすを選択。 オニドリルも持ってるし。
ピジョットエアスラッシュねっぷうおいかぜまもるラムのみ
臆病CS252 H4するどいめ
火力がないのは分かっているが、現実的な炎打点がピジョットの熱風しかない。 追い風怯み狙いでエアスラ。 ラム追い風でダクホドーブルにささやかな抵抗を図る。
ラッタいかりのまえばちょうはつふいうちまもるカゴのみ
陽気HS252 A4こんじょう
ただでさえ火力に困る6体だから素直に根性アタッカーにすればいいものを、挑発を使えるのがこいつだけなので、こうなる。 挑発がなければ、安易なトリルパに対してすら無抵抗になってしまうので仕方がなかった。 カゴ挑発でダクホドーブルにささやかな抵抗を図る。 あとは、何も出来ないよりマシだろうということで不意打ちを採用。
オニドリルゴッドバードドリルくちばしドリルライナーおいかぜパワフルハーブ
陽気AS252 H4スナイパー
こいつにパワフルゴッドバード以外に何をさせればいいのか。 6体の中で一番使いたくなかったし、1個勝ったら即外そうと初めから思っていたポケモン。 Showdownでテストプレイした時、試しにトラアタめざ氷搭載の特殊型にしてみたが死ぬほど弱かった。 攻撃が端から端に届かない飛行タイプはクソなので、素直に飛行技を搭載しましょう。
アーボックダストシュートいわなだれじしんとぐろをまくいのちのたま
意地っ張りHA252 S4いかく
毒突きでは火力不足だからダストシュートの命中不安は仕方ない。 命中不安と火力不足が解消し、おまけに物理耐久も増すのでとぐろを巻くことにしたが、本当は横取りを使いたい。 今のところ横取り使いはこいつだけ。



これ構築か?

猫騙しなし!トリルなし!高火力全体攻撃ポケモンなし!なんとかガードもなし!おまけにプレイヤーの腕もなし!
どうやって勝つんだ……。

結果

2戦目で勝利

通算自レート相手レートポケモン1ポケモン2ポケモン3ポケモン4ポケモン5ポケモン6結果
115161576日本キュウコンチェリムウォーグルガブリアスハリテヤマクチート敗北
215021494メキシコバンギラスヌメルゴンニンフィアギルガルドサザンドラリザードン勝利
これを始める前になんか1回勝ってたのでそのままのレートでスタート。

1戦目

見ての通りのキュウチェリクチート。 追い風は通ったが何だかんだで負けてた。 メガクチートをアーボックの地震で落として満足したところで降参。 勝てるわけがない。

2戦目

600族3体に、トリプルの一流ポケモン3体の超強そうな布陣。
やめてくれよ……、と泣きながら試合開始。

1ターン目
バンギはバタフリーの対角に出たしとりあえず追い風は決まりそうだと安堵。
普通にメガ進化して晴れにする相手。 何のための砂……。
ほらほら熱風してこいよ知ってるよ、と思ったらバタフリーより遅いメガリザYが岩雪崩をしてきた……。
追い風成功、3体生存で次のターンへ。

2ターン目
(画像はリザYの行動(眠り)が抜け)
バンギが守ろうがどうしようが、メガスピアーはそっちに向かって蜻蛉返りをするよりほか勝ち目がないので蜻蛉返り。 決まった、しかも急所。 有効急所で沈んでいくバンギラス。
生き残ったバタフリーには仕事をしてもらう(催眠)。
相手ガルドが、メガスピアーと代わって出たアーボックに聖剣。
格闘4分の1のメガスピ相手に不一致聖剣を撃つのか……。

3ターン目
(画像ではメガリザYの攻撃順がおかしい)
やることないラッタはヌメルゴンに前歯で削り。 ぬめぬめ?知ってた。
まだ生き残ってるバタフリーでおそらく無抵抗のガルドに寝てもらう。
ワイガがあろうがなかろうが、いやそもそもアーボックの岩雪崩を警戒するだろうか……、ともかく岩雪崩でリザYを処理。 ヌメルゴンも怯み。
勝てるんちゃうこれ?と思う。

4ターン目
まだまだ生き残ってるバタフリーは当然サザンに眠り粉。
ガルドが邪魔なのでやることないラッタに守らせて、アーボックの地震で処理、ついでにヌメルゴンも処理。
ここで追い風が終わる。

5ターン目
サザンが1ターン消化だけで起きてしまう。
起きたサザンドラは焼き尽くすを撃ってきた。
木の実が燃えるの初めて見た。
追い風しようとしたバタフリーが落ち。
やることないラッタはとりあえず前歯でサザンを削る。
ダストシュートが当たってくれてニンフィア即落ち。

6ターン目
落ちたバタフリーのところに出たメガスピが蜻蛉でトドメ。
試合終了。


10戦する覚悟でいたのに奇跡の2戦目抜け、しかも相手は600族3体に、トリプルの一流ポケモン3体のガチパ。

勝因は2つ。
1つ目はバンギへの急所。 運では圧倒的にこちらだったので相手も腸が煮えくり返ったことでしょう。
2つ目は相手がメキシコ人でトンチキだったことです。 驚きの連続でした。

相手がトンチキなら勝てる!相手がメキシコ人なら勝てる!という手応えを掴んで、クソモントリプルは次に進みます。